研究総括 |
春日 雅人 独立行政法人国立国際医療研究センター, 総長
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研究期間 (年度) |
2012 – 2017
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概要 | 本研究領域は、生体をひとつの恒常性維持機構としてとらえ、生体の動的な恒常性の維持・変容機構を解明するとともに、老いや生活習慣病等の疾患のメカニズムの解明に挑戦する研究を対象とします。このような研究を推進することにより、生命体を統合的に理解することが可能になり、対症療法でない、生体全体を理解した上での診断・治療法の開発や年齢・ライフステージに応じた最適な医療の実現を目指します。 具体的には、下記の視点をもった研究を推進します。 (1)多臓器間の機能ネットワークを体系的に捉える視点 (2)恒常性維持機構の時間的変化を捉える視点 (3)疾患の原因としての恒常性維持機構の破綻を捉える視点 以上の視点を踏まえて、神経系・免疫系・内分泌系・血液系等の既に構築されている学術領域を超え、生体を1つの 機構としてとらえた、分野横断的な研究を対象といたします。
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