研究総括 |
徳田 英幸 情報通信研究機構, 理事長
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研究期間 (年度) |
2019 – 2024
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概要 | Society5.0 が実現された超スマート社会においては、IoT(Internet of Things)でつながった人や機器から生み出される大量かつ多様なデータを、サイバーフィジカルシステム(CPS)において、 AI やビッグデータ処理などの情報科学技術により分析・活用し、インテリジェントな機器等をニーズに合わせて制御することで、機器単体では決して得られない新しい価値やサービスを創発することが期待されています。 一方、IoT 機器に潜む脆弱性をつく外部からの攻撃等も危ぶまれ、高度な攻撃にも耐える IoT セキュリティやプライバシーに配慮した高度なデータ収集・流通・蓄積・解析基盤等の開発も急務です。 この超スマート社会の CPS を支えるには、カーボンニュートラルなシステム、セキュリティやプライバシー保護をデザイン時点から組み込んだデータエコシステムの実現などが重要です。 特に、日本が世界をリードするためには、この急速に進展する IoT 環境の戦略的活用を支援する基盤技術の研究開発を加速することが必須です。 本研究領域は、超スマート社会の実現を見据え、従来技術の単純な延長では得られない、質的にも量的にも進化した次世代 IoT 技術の基盤構築を目指します。 例えば、IoT 機器から得られる多種大量のデータをリアルタイムに統合・分散処理する技術、IoT 環境における機能・性能・実装の課題を飛躍的に解決する要素技術、IoT 機器の脆弱性、データ保全性等の課題を根本的に解決するセキュリティ技術やプライバシー強化技術等を対象として、大胆な発想に基づいた挑戦的な研究を推進します。 なお、本研究領域は文部科学省の人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト(AIP プロジェクト)の一環として運営します。
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