AI・ロボットによる研究開発プロセス革新のための基盤構築と実践活用
研究総括 |
竹内 一郎 名古屋大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2024 – 2029
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概要 | AIやロボット技術の顕著な進展に伴い、科学研究や技術開発のプロセスを加速する自律駆動型の研究開発アプローチが世界的な潮流になりつつあります。AIやロボットを導入することで、研究開発現場の単純作業から研究者・技術者を解放することに加えて、研究者・技術者の認知機能・身体機能を超えた複雑な対象を扱うことが可能になります。研究者・技術者がAI・ロボットと連携しながら研究開発を進めることで、研究開発のあり方そのものが革新され、従来では不可能であった科学発見や技術革新が期待されます。
本研究領域では、自律駆動型の研究開発アプローチの確立を目指し、AI・ロボットを活用した研究開発プロセスの革新につながる基盤技術の創出、ならびに、実践活用による科学技術の発展を目指します。具体的には、研究開発プロセスの革新のための基盤技術として、AI・機械学習の方法開発、ロボットシステムの構築を進めます。同時に、AI・ロボット技術を生命科学や材料科学等の科学分野、計測工学や機械工学等の工学分野の具体的な研究開発課題にて実践活用します。基盤技術の開発と実践課題への活用を密接に連携させながら進めることで、新たな科学発見や技術革新の創出を目指しつつ、自律駆動型研究開発の汎用的な枠組を構築します。
なお、本研究領域は文部科学省の人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト(AIPプロジェクト)に参画します。
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