| 研究総括 |
常行 真司 東京大学, 大学院理学系研究科, 教授
|
| 研究期間 (年度) |
2025 – 2030
|
| 概要 | 本研究領域では、不均一性や欠陥などの空間的なゆらぎ、ダイナミクスや非平衡現象などの時間的なゆらぎの理解と機構の解明により、社会課題の解決や人類の幸福度向上に資する革新的な材料の創出を目指します。
近年の材料研究においては、高輝度放射光、高強度中性子ビーム、高精細な電子顕微鏡や走査型プローブ顕微鏡などを用いた計測技術の進歩、スーパーコンピュータ富岳に代表される計算機性能の飛躍的な向上と材料シミュレーション手法の進歩、およびこれらを強力にサポートするAI・データ科学的手法の発展により、これまで理解が困難であった材料のゆらぎを捉える技術が大きく向上しています。また実験やシミュレーションのデータを活用して新奇材料を探索するマテリアルズ・インフォマティクスも進展しています。これら計測技術および計算機科学技術の進歩を最大限活用し、ゆらぎの本質的な理解や制御につなげます。具体的には、構造、欠陥、組成、イオン、分子、配向などの空間的なゆらぎや時間的なゆらぎがもたらす材料特性に着目し、その原理やメカニズムの解明を通して、飛躍的な性能を有する材料の創製を図ります。またその礎となる分析計測技術、シミュレーション技術、データ解析技術、プロセス技術などの基盤技術を創成します。
|