持続可能な社会の実現「モノの寿命の解明と延伸による使い続けられるものづくり」
運営統括 |
國枝 秀世 国立研究開発法人 科学技術振興機構/名古屋大学, 参与/参与(2019年度ー2021年度)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2021
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概要 | 強度が要求される構造部材・強度部材等は、省資源・省エネルギー化の国際競争の激化など社会的・経済的要請も後押しして重点的に研究開発が行われてきました。中でも、複数の素材の異なる性質を利用し高強度・軽量性といった特徴を併せ持つ複合材に注目が集まり、開発・利用が進められつつあります。しかしながら、異素材間の界面や現象の相関の複雑性により、疲労や劣化、破損・破壊に関する基礎過程、複合現象に対する科学的理解が進んでいないことから、複合材本来の高強度・軽量などの特性を最大限有効に活かすことができていません。
本重点公募テーマでは、複合材を対象に、複合的な現象である疲労・劣化の原理や破損・破壊につながる機構を解明して、製品に残された寿命(余寿命)を高精度に推定する技術を確立することにより、継続使用・再使用の促進、限界設計による必要最小限の資源利用、より長寿命かつ高機能な素材設計等の達成を目指します。これらの研究開発を通して、「資源利用効率の向上と持続可能な消費生産形態の促進」に貢献するとともに、変わりゆく社会や人々のニーズに応じながら環境的・経済的に持続可能な社会の実現に貢献します。
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