概要 | 日本は、衣食住を輸入に依存する大量消費型の国家となったため、危険な状態で輸入されてくるコンテナ貨物が急増し、一般的市民を巻き添えにする死傷事故が後を絶たなくなってきた。そこで本研究は、事故を起こす可能性の高い危険な輸入コンテナを、港湾から国内に流通させる前に発見することを目的とし、輸入コンテナに対する危険認知能力の優れたトラックドライバーや港湾労働者の持つ、直感的な危険察知や回避のノウハウを科学的に分析して数量モデル化し、そのモデルを用いた教育研修の実施やソフトウェアの配布によって、まだ未熟なトラックドライバーや港湾労働者の危険認知能力を、全国的に高めてゆこうとするものである。
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