ポリアニオン頂点共有構造を利用した全固体セラミックス電池の開発
企業責任者 |
日本碍子株式会社
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研究期間 (年度) |
2006 – (非公開)
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概要 | 鉛電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池といった従来の二次電池は、いずれも電解質が溶液か、ゲル状物質に混入させた形で使用されているため、液漏れの問題がある。特にリチウムイオン電池は、有機電解液を使用していることから、高温での安定性、耐久性、安全性に問題があり、用途に制約を受けている。一方、全固体電池は液漏れが無く、高温でも使用できる可能性があることから、次世代電池として研究が進められている。しかし、活物質及び電解質を固体で構成することから、内部抵抗が高く実用には至っていない。本研究の目的は、実用化可能なレベルの全固体電池(実験室レベルの単電池試作品)を実現することにある。特に、活物質と固体電解質のアニオンを連続的に結合させることによって活物質と電解質の界面伝導度を飛躍的に向上させることを狙う。
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