研究代表者 |
神吉 博 神戸大学, 教授
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研究期間 (年度) |
2006 – (非公開)
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概要 | 2005年地球温暖化防止のための京都議定書が発効し、日本でもCO2排出削減が急務となっている。波力発電システムは、海洋国日本に適した自然エネルギー発電技術として、その実用化が期待されている。本研究開発では、従来の空気タービンを用いた波力発電システムとは全く異なる新しい原理に基づき作動するジャイロ式波力発電システムの実用化開発を行う。波で揺れる浮体の運動からジャイロにより直接発電機を駆動するもので、従来の2倍以上の高効率が実現でき、漁村や離島への設置・稼動が期待できる。省エネルギー対策だけでは既に限界であることが解り、自然エネルギー発電の実用化が必要・不可欠となっている状況下、本技術が完成すれば、種々のクリーンエネルギーの開発に拍車がかかることが予想される。
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