ガスボンベを用いない希薄標準ガスの簡便な発生・調製技術
研究代表者 |
田中 茂 慶應義塾大学, 教授
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研究期間 (年度) |
2006 – (非公開)
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概要 | 各種有害ガスの計測機器を校正するために希釈標準ガスを規格化・標準化する努力がなされている。しかし、多くの有害ガスは反応性が高いため不安定で、ボンベ容器内で所定濃度を保つことができず、長期間一定濃度の希薄標準ガスを入手することは困難な状況にある。本研究開発では、多孔質テフロンチューブを境界面とする拡散スクラバーを用いて、対象ガスを溶解している溶液中から空気中へとガスが拡散することを利用して、サブppmv(10-6 以下)レベルの希薄標準ガスを直接的に発生・調製できる簡便な装置を実用化する。本研究は、有害ガスに関わる環境技術をはじめ各種計測技術の進歩発展に大きく貢献できる。
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