ケミカルイノベーションを目指した新薬のin silico合成経路開発
研究代表者 |
堀 憲次 山口大学, 教授
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研究期間 (年度) |
2007 – (非公開)
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概要 | 製薬企業は、無駄な研究開発投資を排除し、その競争力を強化するためのイノベーション技術を欲している。開発代表者等のTSDB(遷移状態データベース)システムを用いたin silico合成経路開発は、コンピューターによる量子化学計算を用いることにより、新薬の合成経路開発にかかる時間を最大半分(2.5年)に短縮、開発費の最大3割(33億円)削減(1新薬当たり)を達成することを目指している。既に国内20社ほどの原薬・新薬メーカが、本技術とTSDBシステムに期待を寄せている。本プロジェクトでは、計算の高速化、残る諸問題を解決するための理論やそのプログラム化等を行い、世界的にも例を見ない製薬市場のイノベーション技術としてビジネス展開を狙う。
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