REG遺伝子発現によるがんの予後診断法の実用化と治療薬のグランドデザインの確立
研究責任者 |
高沢 伸 奈良県立医科大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2005 – 2008
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概要 | 本プロジェクトは、がん組織のREG(Regenerating Gene)遺伝子発現の検査法を確立することにより、がん患者の生命予後を予知・診断し、更にはREG遺伝子発現を抑制する制がん薬のグランドデザイン確立を目指す研究である。検査法に関しては、5種類のREG遺伝子発現を各々区別して定量するリアルタイムRT-PCR(Reverse Transcription - Polymerase Chain Reaction)検査キット(プロトタイプ)、及び 抗体を用いて染色することにより定性的に判別する免疫組織学検査法を完成させた。両検査法とも今後、検査数を増やして予測精度、適用可能ながんの種類を見極め、先ず受託検査として事業化予定である。がん患者の生命予後を予知・診断することに関しては、限定された範囲での予知の可能性を示した。制がん薬に関しては、抗原・抗体、中和活性などの評価結果から基礎的研究が必要になった。構築中の研究者・臨床医ネットワークと産学共同体制による研究継続が予定されている。
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