常温常圧下におけるハイドロキシアパタイト厚膜形成法の開発と新しい虫歯治療への応用
研究責任者 |
厨川 常元 東北大学, 工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2005 – 2008
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概要 | 本プロジェクトは、室温・大気圧下でハイドロキシアパタイト(HAP)微細粒子を高速で歯の表面(エナメル質、象牙質)に衝突させ、HAP膜を形成するための、 HAP粒子とPJD(Powder Jet Deposition)装置を開発し、独創的な新規技術による歯に優しい歯科治療の実現を目指した。試作・評価・改良による最適化とシミュレーションによる現象解明により、機械的強度、及び歯との密着性に優れたHAP膜を形成できるPJD装置の試作に成功した。更には抗菌性HAP粒子の製造法や口腔内HAP粒子回収機構も確立した。今後、事業化に向けて、大学での研究継続による企業支援、企業でのHAP粒子の量産技術確立、HAPカートリッジの改良、PJD装置量産体制構築、医療機器認可のための臨床試験実施が予定されている。
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