担癌状態におけるムチンを介した免疫能の変化の解析と応用
体系的番号 |
JPMJCR03I3 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJCR03I3 |
研究代表者 |
中田 博 京都産業大学, 工学部生物工学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2003 – 2008
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概要 | 上皮性癌の産出するムチン(糖タンパク質)が癌組織や血液中において様々な免疫細胞に作用し、免疫能力の低下のみならず結果的に腫瘍増殖に関与していることが示唆されました。本研究では免疫細胞である単球やマクロファージに存在するスカベンジャー受容体(SCR)をノックアウトしたマウスを用いて、ムチンやSCRと腫瘍組織形成との関連を検討すると共に、受容体と糖鎖の結合部位を解析し、その結合をブロックする方法を開発します。最終的に抗腫瘍薬あるいは免疫制御薬として創薬に結びつけることを目標とします。
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研究領域 | 糖鎖の生物機能の解明と利用技術 |