分子の特性を最大に引き出すナノサイズ構造体がつくる場の研究
体系的番号 |
JPMJCR04G1 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJCR04G1 |
研究代表者 |
中村 振一郎 三菱化学株式会社, 科学技術研究センター, 計算科学研究所所長
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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概要 | 生体をナノ構造体として観ると、化学エネルギーを極限的な高効率で力学エネルギーに変換しています。現代 の工業製品は、部分的に高効率であっても系全体としては生体に到底及ばず、排出エントロピー増加という難問に直面しています。本研究は生体が熱ゆらぎの中 で機能するのは、空間階層と時間階層にカップルしてたたみ込まれた精妙なメカニズムにあると考え、計算科学とナノ領域実験科学の融合によりその原理に迫 り、場が如何に機能を決めているかを学び、環境負荷最小の新材料の創製を試みます。焦点は分子レベルの機能と励起状態のデザイン、固体物性と表面界面のデ ザイン、そしてゆらぎ解析です。
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研究領域 | 環境保全のためのナノ構造制御触媒と新材料の創製 |