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審良自然免疫プロジェクト

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 ERATO

体系的番号 JPMJER0201
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJER0201

研究代表者

審良 静男  大阪大学, 微生物病研究所, 拠点長

研究期間 (年度) 2002 – 2007
概要病原体の生体内侵入を感知し排除する生体防御システムである免疫系は、自然免疫系と獲得免疫系から成り立っています。これまでに自然免疫系は非特異的な免疫反応として注目されていませんでした。しかし最近、Toll-like receptor(TLR:Toll 様受容体)が病原体に特異的な構成成分の認識に重要な役割を果たしていることが明らかとなりました。本プロジェクトでは、1)TLRの役割、及びTLRの病原体認識特異性が、どのように細胞内シグナル伝達機構により制御されるかを遺伝子欠損マウスを用いて明らかにしました。2)TLR非依存性RNAウイルス感染認識機構としてRIG-I/MDA5という分子の役割を明らかにし、そのシグナル伝達に必要な分子IPS-1を同定しました。また、ウイルスDNAもTLR非依存的に認識されていることを明らかにしました。このように、本プロジェクトは自然免疫系による病原体認識メカニズムの解明において重要な貢献をしています。

報告書

(3件)
  • 2007 中間評価書 ( PDF )   事後評価書 ( PDF )   終了報告書 ( PDF )

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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