体系的番号 |
JPMJER0204 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJER0204 |
研究代表者 |
山本 雅之 筑波大学, 先端学際領域研究センター/基礎医学系, 教授
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2007
|
概要 | 遺伝子改変マウスを利用して、低酸素環境に応答して赤血球を増産するメカニズムについて、遺伝子レベルで解明を進めています。また、有害な化学物質(「親電子性物質」)に対する防御系酵素遺伝子の誘導発現を促進する転写因子Nrf2を発見し、Nrf2が発がん予防に関与することを明らかにしました。Keap1はNrf2の抑制性制御因子であるが、同時に環境ストレスのセンサー分子です。Keap1タンパク質の結晶構造を解明し、また、一部のヒト肺がん細胞からKeap1機能に重大な変化を及ぼす変異を検出したので、Nrf2とKeap1の構造機能連関の解明に取り組んでいます。さらに、薬剤によりゼブラフィッシュに多数の突然変異を惹起し、Nrf2-Keap1経路に異常のある変異フィッシュの同定を進めています。それらの原因遺伝子を究明することにより、新規環境応答遺伝子の発見を目指しています。
|