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浅田共創知能システムプロジェクト

研究課題

戦略的な研究開発の推進 戦略的創造研究推進事業 ERATO

体系的番号 JPMJER0501
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJER0501

研究代表者

浅田 稔  大阪大学, 大学院工学研究科, 教授

研究期間 (年度) 2005 – 2010
概要脳機能の研究は、20世紀後半から活発に行なわれてきていますが、システムの動的な性質に基づいて他の個体を含む外界と相互作用することにより、いかにして脳の機能を実現するかを原理的に明らかにすることが,21世紀の生命科学に課せられた重要な課題であり、従来型の伝統的な脳科学研究の延長線上での発展だけでは不十分です。本プロジェクトで推進する「共創知能」の考え方により、構成的モデルの重要さが認識され、ミクロスコピックに偏りがちであった従来の脳科学、生理学の研究に、よりマクロスコピックな見方が導入され、日本の得意分野であるロボット技術を生かした日本独自の新たな脳科学の研究領域が創出されます。 「共創知能システム」は、以下の4つのグループから構成されます。一つは、身体と環境のカップリングによる運動知能の創発です。従来の固いセンサーアクチュエータ系では実現困難な生物的な振る舞いをやわらかい皮膚やしなやかな人工筋肉により実現するための運動創発構造を明らかにします。二つ目は、身体的行動から対人コミュニケーションまでを発達的につなぐ認知モデルによるヒトの認知発達過程(他者との共創過程) の構成的理解を目指します。また、社会的コンテキストの中で、アンドロイドを用いたロボットのコミュニケーション能力の実現や複数エージェントの社会発生メカニズムの解明を通じて、コミュニケーション創発過程の機構を明らかにします。4つ目は,脳機能画像計測や臨床検査による構成モデルの検証を通じたヒューマノイドの運動創発、認知モデルの構築ならびに設計へのフィードバックを目指します。これら4つのグループの有機的結合により、新たな領域創出へと踏み出します。

報告書

(3件)
  • 2011 中間評価書 ( PDF )   事後評価書 ( PDF )   終了報告書 ( PDF )

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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