がん治療を標的としたテーラーメード型がん識別・薬効評価システムの創製
研究責任者 |
小名 俊博 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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概要 | 抗がん剤の治療効果が、個々の患者によって大きく異なる現状に対応すべく、個々のがん細胞に対して、直接抗がん剤の効果を判定し、治療効果が確認できた抗がん剤による治療を行える、個別医療型がん治療向け高感度複合システムの創製が課題である。すでに、JSTイノベーションプラザ福岡の「育成研究」(平成15~ 17年度)において、薬剤開発向けがん治療効果判定の試作装置として完成している。現状のシステムでは、すい臓がん細胞が判別可能な状況にある。このため、この達成された成果をもとに、種々のがん細胞でのデータベースの構築を行うことによって、実用機としての基礎機能を達成することが目的となる。さらに、がん細胞の判定データベースを付与することで、がん細胞の判別を含む臨床向けがん治療効果予測装置として、試作装置を完成させることが最終の目的である。
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