内視鏡で観察している患者体内の位置を教える手術支援情報表示装置の開発
研究責任者 |
山本 清二 浜松医科大学, 学内共同利用施設等, 准教授
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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概要 | 近年盛んに行われるようになった内視鏡手術を安全に行うためには、手術ナビゲーション装置(カーナビゲーションのように、現在の位置と周辺の構造を示し手術を支援する装置)が必要であるが、現時点では手術器具の先端位置を手術前のCT(コンピュータ断層)画像に示してくれる装置しか存在しない。手術器具位置検出には標識球を付けることが必要で、器具の操作性を損なうので、より 安全・快適に手術するためには、手術器具の先端位置を表示するのではなく、内視鏡で観察している術部をCT 画像に表示することが必要である。本プログラムでは、手術しやすい立体視可能な内視鏡を開発すると共に、副鼻腔など頭頚部手術で、硬性内視鏡で手術中に観察している内視鏡画面が患者のどの位置であるかを、手術操作に応じて更新され術前CT 画像に表示される世界初の手術支援装置を開発することを目標とした。
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