高齢化社会に適した再生医療普及のための安価な培養システムの開発
研究責任者 |
川瀬 知之 新潟大学, 医歯学系, 准教授
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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概要 | 再生医療の普及を目指して、細胞培養、足場基材、増殖因子の改良と、培養システムについて開発を行った。基材では当初計画の足場では満足できる評価は得られなかったが、ポリ乳酸系基材等、いくつかの基材にて期待できる結果が得られたことから、実用化に向けたさらなる開発を目指す。増殖因子として多血小板血漿(PRP)を活用した保存・応用法を検討し、後者では創傷治療へも適用できることを見出した、細胞培養法では成長因子の制御により培養期間を従来技術の半分である3週間程度に短縮できた。培養システムではキャビネットおよび回転培養器の試作とクリーンブースの検討を行った。また、骨形成を評価する技術開発も行い、μCTならびに近赤外光を利用した評価技術も検討を進め、基礎は確立できた。
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