水分状態を指標とした乾燥中華食材の機械乾燥技術の研究開発
研究代表者 |
小西 靖之 函館地域産業振興財団, 研究開発部装置技術科, 主任
|
研究期間 (年度) |
2007
|
概要 | 乾燥アワビは日本での乾燥製造品が国際的に最も評価が高く、香港・台湾等に多量に輸出されています。このアワビ製造は、アワビ原料を塩水漬け後温水ボイルし、天日乾燥にて製造されており、機械乾燥を用いた製造例はありません。天日乾燥のため、乾燥期間は約2~3ヶ月と長く、気候の変化が品質に影響を与えるので、その製造期間は秋から春に限定されます(夏期漁獲アワビの乾燥製造は、非常に難しい)。本研究では、北海道産のエゾアワビなどを原料に用いた乾燥アワビ製造の機械乾燥技術の構築を目標に、乾燥工程中のアワビの水分状態変化を明らかにし、その情報を指標としてボイル工程や機械乾燥工程の最適操作条件を明らかにすることを目的にします。更に同様な技術をもちいて、ナマコ等の中華食材の機械乾燥工程の最適条件の確立を図ります。
|