低廃棄物新規バイオディーゼル燃料の製造方法に関する技術開発

研究課題

研究代表者	西川孝二北海道自動車短期大学, 自動車工業科第一部, 講師
研究期間 (年度)	2007
概要	本研究は、植物油等の生物由来原料油からバイオディーゼル燃料(以下BDF)を製造する手法として現在広く行われているメチルエステル化法に頼らず、原料油に対して、イソプロピルアルコールに溶解した銀イオンを添加する手法を用いて、新規のBDFを製造する技術の開発を目的としている。この技術によれば、銀イオンにより誘発される水酸基によって、原料油の主成分である脂肪酸トリグリセライドの分子結合を切断して、低分子量化させることにより、原料油の低粘度化を実現してBDFを製造する(特許出願準備中)。今後、添加物の混合比率を変化させ、機関性能試験を通して、この手法により製造されるBDFの性能評価を行うと共に、製造コストの低減を試み、その実用化を目標にしている。