血管内膜損傷の診断マーカーとしてのS100A12の有用性の検討
研究代表者 |
人見 次郎 岩手医科大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 生活習慣病である糖尿病、高脂血症、高血圧はいずれも、血管の内膜の傷害と動脈硬化を進行させ、脳梗塞や心筋梗塞の原因となるアテローム血栓症を引き起こす。アテローム血栓症の予防には、血管内膜の損傷の程度を把握できる診断薬の開発が期待されるが、現状では病変を正しく評価することは難しい。本研究では申請者が発見した血管内膜の損傷部位に存在するS100A12(CAAF1)蛋白の動脈硬化症での血中濃度を解析することにより、S100A12の血管内膜病変の診断マーカーとしての価値を評価する。
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