ヒト胎盤幹(TS)細胞を用いた新規細胞毒性判定システムの開発
研究代表者 |
有馬 隆博 東北大学, 大学院医学系研究科COE, 助教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 難治性小児疾患や奇形の発症原因として、有害化学物質の過剰摂取がある。これらの物質は、妊娠中胎盤を通して胎児に移行し、胎児の発育や出生後の成長に影響を及ぼすと考えられている。また、その長期間の蓄積により、母子双方の健康に重大な影響を及ぼすことも懸念されている。しかし、その細胞毒性機序や代謝動態については未だ明らかではない。そのため、本研究課題では分化誘導系の確立したヒト胎盤幹(TS)細胞を用い、環境ホルモンと重金属の影響について検討することを目的とする。さらに、この解析技術は新規細胞毒性試験(TST)法としてシステム化し、医薬品や食料品等の安全性評価法として実用化することを目標とする。
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