微生物の病原性抑制効果を有する新規シクロデキストリン誘導体の合成研究
研究代表者 |
伊藤 智志 宇都宮大学, 工学部, 助手
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | シクロデキストリン(CD)は代表的な包接化合物として様々な用途に用いられている。本課題ではCDの包接対象として、微生物間情報伝達(クオラムセンシング)のシグナル物質であるアシル化ホモセリンラクトン(AHL)に着目した。微生物はAHLを介して病原性を発現するが、AHLを系から除去することで病原性の抑制が可能である。本課題ではAHLを選択的に包接可能な新規CD誘導体を合成し、微生物に対する病原性抑制効果を検討する。
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