窒素マルテンサイトを利用した高強度・高耐食性表面改質法の開発
研究代表者 |
友田 陽 茨城大学, 大学院理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | マルテンサイト系ステンレス鋼の炭素を窒素に置き換えると焼戻しによって硬くなる。なぜ窒素の場合は硬化するのかを中性子小角散乱等を用いてナノ組織構造変化から明らかにし、高窒素マルテンサイト鋼の設計指針を得る。材料全体を高窒素化するのは製造において難点があり利用は限られるので、比較的低温で浸窒処理する方法を試み、表面層のみを高窒素マルテンサイトにすることをねらう。浸炭焼入れと異なって、高強度・高耐摩耗性に加えて耐食性の向上が期待できる。表面層に圧縮残留応力が残るので、疲労強度の向上も期待できる。
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