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漢方薬の作用原理に基づく副作用がない糖尿病治療薬の探索

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

古林 伸二郎  北陸大学, 薬学部臨床薬理学, 教授

研究期間 (年度) 2007
概要申請者らは漢方方剤の効能を現代医学的に再評価し、現代病治療への応用を追求している。防已黄耆湯は6生薬から構成される漢方方剤であり、古来から水毒として認識される関節疾患や神経疾患の治療に用いられている。この方剤は肥満を伴う糖尿病患者において血糖や脂質を改善する可能性を示し、更に実験的糖尿病モデル動物の高血糖値を低下させると報告されている。その血糖下降作用に構成生薬の粉防已が主役的に働き、黄耆は粉防已の作用を増強することを見出した。そこで、本応募課題では粉防已と黄耆間の複合作用を成分レベルで研究し、これらの成分間の複合作用機序を解明することにより、新規糖尿病治療薬の開拓へと展開させたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

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