新規インドール化合物による骨粗鬆症治療薬の研究開発
研究代表者 |
鈴木 信雄 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 助教
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 急速な高齢化が進む我が国では、骨粗鬆症の患者数が増加の一途をたどり、介護の人手や治療費の増大を招き、大きな社会問題となっている。老人性の骨粗鬆症は骨芽細胞(骨を作る細胞)の活性が低下したことにより引き起こされるが、現時点で実用化されている治療薬は、破骨細胞(骨を壊す細胞)の活性を抑制する方式であり、骨芽細胞を活性化する治療薬は未開発である。一方申請者は、金魚のウロコを用いて骨のモデルシステム(ウロコのin vitro(試験管内)の培養系)を開発し、新規インドール化合物が骨芽細胞を活性化することを見出した(国内及び国際特許申請)。そこで本研究では、哺乳類を用いた実験系により金魚で得られたデータを再確認し、実用的な骨粗鬆症治療薬の研究開発を行なう。
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