概要 | 焼肉・ステーキ・中華料理・ウナギ焼等の店舗からの厨房排気臭は、地下街や都市部テナントビルといった「都市・生活型」悪臭として大きな問題となっており,対策としての各種防止規制法が制定されている。その一方賠償要求訴訟が増加するなど重要かつ緊急課題となっている。本研究では,これらの社会的ニーズに応えるべく従来法である,酸化チタン膜と近紫外線を用いた「光触媒」脱臭法に,新たに酸化チタン触媒面を冷却し排気からの水蒸気分の凝縮を併用した「光触媒凝縮液膜法」を提案し,食品の複合臭気成分のみならずオイルミストも同時に回収するより効果的かつ経済的な脱臭技術の確立と装置の開発のための試験を行うものである。
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