概要 | 土壌汚染は各地で問題となっており,汚染物質環境への溶出を防止する「不溶化法」も,対策技術のひとつとして認められている。しかしながら,土壌は通常きわめて不均質な媒体であるにもかかわらず,従来の不溶化手法は,この不均質性(不均一性)を定量的に考慮にいれていない。このため,思わぬところで汚染物質が溶出する懸念がある。そこで本研究では,(a)土壌,および汚染物質分布の不均質性を定量的に評価し,(b)不均質性の不溶化土壌からの汚染物質溶出リスクへの影響をカラム実験およびモデルにより明らかにし,(c)確実な不溶化設計法を確立することを目的とする。
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