研究代表者 |
阿波賀 邦夫 名古屋大学, 物質科学国際研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 携帯電話やポータブル電子機器には、広くリチウムイオン二次電池が使用されている。その負極には金属酸化物が用いられているが、充放電にはLi の浸入・排出過程を伴うことから、充放電時間の大幅な短縮はきわめて難しい。そこで本応募課題においては、二次電池の正極活物質に、配位子を介して遷移金属が結合した金属錯体クラスター分子を用いた『分子クラスター二次電池』を研究開発する。このような分子種を電子プールとして利用し、1 分子の多段階酸化還元反応を利用することによって、高出力かつ迅速充放電を実現する。
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