研究代表者 |
羽賀 新世 岐阜県保健環境研究所, 生活科学部, 専門研究員
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 肺がんや乳がんなどリンパ節転移が疑われる症例では、がんの摘出手術の際に片肺切除や乳房切除を同時に行うリンパ節郭清術が行われている。近年、がんの発生場所に一番近い、ごく小さなリンパ節(センチネルリンパ節)に転移がなければ、その先には転移がないことが実証され、患者のQOL改善の見地から、センチネルリンパ節へのがん細胞転移の有無を検査し、無駄なリンパ節郭清術を避ける先進的な医療が望まれている。この検査にはセンチネルリンパ節の検出が不可欠であり、本課題では、現行法(スズコロイド法、色素法)の短所を克服し、検出技術が平易で、患者への負担が少なく、安全性の高いセンチネルリンパ節検出剤を開発する。
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