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脂肪族オリゴエーテルデンドロンのリチウムイオン電池用添加剤としての応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

石垣 友三  名古屋市工業研究所, 材料技術部有機材料研究室, 研究員

研究期間 (年度) 2007
概要リチウムイオン二次電池の不良の原因で最も多いのは「膨れ」である。この不良はサイクル時と高温貯蔵時の活性な電極表面上で溶媒あるいはリチウム塩が副反応により気体分子に分解されることによって引き起こされる。本研究では電解液に数%添加すると電極表面と優先的に反応することでリチウムイオン導電性の高い皮膜を形成し、溶媒分子やリチウム塩が直接電極表面と接触するのを阻害して副反応を抑制し、膨れを低減する添加剤を開発する。具体的にはイオン導電性部位として広い温度範囲でアモルファス状態を保つ脂肪族オリゴエーテルデンドロン構造を採用し、これに電極と選択的に反応する基を導入した分子を合成し、添加剤として用いる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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