研究代表者 |
河村 敏 岐阜県生物工学研究所, 昆虫機能研究部, 部長
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 淡水サケ科魚類養殖業は、伝染性造血器壊死症(IHN)と呼ばれるウイルス病の全国的な蔓延によりにより大きな被害を受けているが、安全なワクチンの開発には未だ成功していない。一方、これまでに実施した関連研究において、カイコで機能するトランスポゾンpiggyBacを活用したベクターにより作出した形質転換細胞を利用して、IHN抗原蛋白質の発現と精製が可能となった。そこで、この技術を基盤に発現効率の向上と分解抑制を含めた精製過程全体の改善に取り組み、IHNワクチンを実用レベルで持続生産するための実用技術の開発を行う。
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