研究代表者 |
中村 新男 名古屋大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 金属ナノ粒子は表面プラズモンによる光電場の増強効果によって特異な光学応答を示す。一方、一次元の構造と電子状態をもつカーボンナノチューブは光通信波長域において鋭い光学応答を示す。本研究は、金ナノプリズム、ロッドとカーボンナノチューブの複合化によって光学特性の増強を図ることを目的とする。両者を複合化した配向膜を作製する技術を開発し、光通信波長を含む近赤外光領域における直線偏光特性(2色性)と過飽和吸収特性の増強、および光強度に対する耐性向上を目標とする。本研究の成果は高い機能性と耐性を有する偏光デバイス、光リミッターの実用化に貢献する。
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