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合金選択酸化法による表面改質技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

北岡 諭  ファインセラミックスセンター, 材料技術研究所, 主席研究員

研究期間 (年度) 2007
概要本課題は,厳密な酸素分圧制御の基,耐熱性鉄基合金に含まれる所定の成分のみを選択酸化させることにより,合金表面にAl 溶湯に対して耐久性に優れる酸化物膜を形成する技術に関する研究である.本技術で得られる酸化物膜はAl 溶湯に対し優れた非濡れ性と耐摩耗性を合わせ持つことから,Al 鋳造用治工具の耐久性の飛躍的向上とメンテナンス費用の大幅削減,並びに,鋳造製品の品質向上(治工具からの不純物混入低減)を達成することが期待できる.また,気相を介した成膜法であるため,低コストで大型複雑形状を有する治工具の均質な表面改質が可能であり,実現の可能性は高いといえる.本研究では,熱力学平衡計算を基に予測した酸素分圧下において耐熱性鉄基合金を処理し,得られる酸化物膜の微細構造との関係を明らかにすると共に,Al 溶湯中での耐久性試験を実施し,Al鋳造用治工具への適用可能性を評価する.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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