自励振動を利用した生体粘弾性のリアルタイム測定装置
研究代表者 |
松村 雄一 滋賀県立大学, 工学部機械システム工学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 生体表面下にある組織の“かたさ”を数値化できれば、乳ガンなど表在性組織の触診の定量化や筋組織の疲労評価などに有用であるとされる。しかしながら、ヒトの手指以上に安定かつ高精度に硬さを定量化できる手法は未だ実用化されていない。本研究では、ヒトが手指を生体表面に押し込むことで、形状や物理的性質の異なる部位の硬さを in vivo で瞬時に知覚するのと同様にして、計測装置の先端部を生体表面に押し込み、振動させることで、粘弾性硬さをリアルタイムに計測する装置を開発してきた。本課題では、商品化に向けて精度と応答性を向上させると共に、装置を小型可搬化する。
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