研究代表者 |
荒木 正介 奈良女子大学, 理学部・生物科学, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 現在世界中の研究者は眼に関する再生医療の臨床応用として、ES細胞や骨髄幹細胞から網膜視神経細胞を作り出そうとする研究を行っている。本研究は、人の眼に関する臨床応用への技術還元を目的に、機能的なほ乳類網膜組織の再生を中期目標とする基礎技術開発である。特に、その第1 段階として、申請者が開発した特殊な器官培養技術をほ乳類に応用できる可能性実験を行う。この組織培養技術は、従来のプレート培養ではなく、フィルターとゲルで組織をサンドイッチにして培養する新しい手法で、両生類の網膜再生を再現することを可能にし、またすでに鳥類にも応用しつつある。ゲルに用いるさまざまな細胞外基質タンパク質について、最も優れた効果をもつ分子を探索することが本課題の概要である。(ゲル培養の具体的な内容は、特許出願検討中につき記載できず。)
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