研究代表者 |
小林 四郎 京都工芸繊維大学, バイオベースマテリアル研究センター, 特任教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 近年バイオマスプラスチックとしてポリ乳酸が注目されている。ポリ乳酸は乳酸から六員環状ラクチドに導き、その開環重合により製造されているが、その乳酸はバイオマスから乳酸エステルを経由して製造される。本試験研究では乳酸エステルから直接ポリ乳酸を合成する反応を開拓することにより、ポリ乳酸の大幅なコスト削減が可能なプロセスの構築を目的とする(図1)。実施内容としては、種々のアルコールと乳酸とのエステルを基質として、酵素触媒により重合を試みる。本研究の目標は、重合度10程度の乳酸エステル重合物を容易に合成すること、およびその反応機構を明らかにし、さらに重合度数十の重合物を合成するための基礎的知見を得ることである。
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