緊急車両の接近を聴覚障害者に提示するマルチモーダルインタフェースの開発
研究代表者 |
森本 一成 京都工芸繊維大学, 大学院工芸科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 自動車運転免許取得には一定以上の聴力が必要とされ、補聴器を用いても90 デシベル以上の音が聞き取れないと適性試験に合格できない。しかし、いくつかの条件が課せられてはいるものの、2008 年を目途にこの欠格条項は撤廃されることになった。したがって、約10 万人弱の聴覚障害者に運転免許取得の道が開かれようとしている。聴覚障害者が運転時に最も神経を使うのは、緊急車両の接近や背後の車両からのクラクションの検知である。本研究は聴覚障害者が運転時に緊急車両の接近を感知し、そのことを振動と光により提示するマルチモーダルインタフェースを開発することが目的である。図に示すように、緊急車両からの音をマイクで収集し、周波数スペクトルの解析等により、車両の種類を特定する。また、複数のマイクアレイを用いて、車両の方位を同定する。得られた車両の種類と方位の情報を振動と光点滅により聴覚障害者に提示する。(なお、公開の場合には最後の5 行と図を削除してください。)
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