5’末端翻訳領域デファレンシャルデスプレー(5’RDD)法の検討と改良
研究代表者 |
別所 親房 京都産業大学, 理学部・物理科学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 従来のデファレンシャルデスプレー(DD)法は、発現量に差のある遺伝子群を簡便、高感度に表示する優れた方法であるが、mRNA の生物学的情報に乏しい3’末端非翻訳領域を表示する欠点があった。この問題を解決するため、cDNA の5’末端未知領域を手早く増幅する5’RACE 法を改変し、mRNA の5’末端翻訳領域を表示する5’RDD 法を開発して特許申請した。この方法は、5’末端に既知のオリゴヌクレオチドを結合またはオリゴdA を付加重合したcDNA を鋳型にして、オリゴヌクレオチドに相補的プライマーと任意プライマーを用いてPCR し、増幅DNA は蛍光入り寒天で電気泳動して可視化し、解析する。
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