広域屋内環境におけるユーザ位置高精度推定技術の開発と実用化実験
研究代表者 |
神原 誠之 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 近年の携帯電話・モバイル機器を利用したヒューマンナビゲーションの普及に伴い、それらモバイル機器のユーザの位置を同定する技術の要求が高まっている。しかしこれまで、屋内環境において実用に耐え得る精度・安定性を実現した位置計測技術は確立されていない。本申請では、固有ID が識別可能な幾何パターンで作成したマーカを天井に敷き詰めるように配置し、それらをユーザが装着した上向きのカメラで撮影し、その映像からマーカを認識し広域屋内環境においてユーザの自己位置・姿勢推定を行う技術の開発を目的とする。このとき、光を入射した方向に強く反射する特性を持つ半透明の再帰性反射材で作成したマーカを不可視マーカとして用い、カメラはユーザには不可視の赤外LED で発した赤外光のみを撮影することで、景観を損ねることなくかつ低コストで広域においてユーザの位置姿勢を高精度に推定可能な技術の実現を試みる。
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