低酸素刺激に応答して蛍光を発する癌細胞を利用した創薬システムの開発
研究代表者 |
原田 浩 京都大学, 大学院医学研究科, 科学技術振興助教
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 癌・脳卒中・心筋梗塞等の疾患部位では血流が著しく低下し、細胞が低酸素環境に曝されていることが知られている。近年、“低酸素環境”は上記疾病の病状悪化や予後不良を引き起こすことが報告され、有効な治療標的として注目されている。本申請課題では、申請者が創出した“低酸素環境下で赤色の蛍光を発し、逆に通常は緑色の蛍光を発する遺伝子組換え細胞”(右上図参照)を利用して、新しい創薬システムを開発する。本技術を特許化し、さらに医薬品開発に実用化することによって、医学・ライフサイエンス分野の新たな産業の創出につなげたい。
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