ナノコンポジット材料の部分放電劣化機構の解明による超耐サージモータ巻線の創製
研究代表者 |
永田 正義 兵庫県立大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | パワー半導体素子の高電圧化・高速化が進み、高電圧パルスが繰り返し多量に発生するため、モータ巻線の絶縁劣化、破壊が重大な問題として指摘されている。その対策として、通常の有機物絶縁皮膜層にナノスケールの無機粒子を混入させたナノコンポジット電線が開発されているが、その絶縁寿命の向上理由や絶縁劣化の機構についてはまだよく分かっていない。本研究では、ナノコンポジット誘電体の諸特性が部分放電に与える影響を明らかにし、より優れた耐サージモータ巻線の開発の指針を探ると同時に、信頼性の高い絶縁劣化診断のための部分放電計測技術の開発を行う。
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