研究代表者 |
夛田 博一 大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 21世紀のユビキタス社会の一翼を担う材料として有機物に期待が寄せられている。印刷などの簡便な方法で、素子および回路の描画が可能であり、さらに、炭素や酸素などの軽元素で構成されるため、スピン-軌道相互作用が小さく、高いスピン輸送能が期待される。しかしながら、強磁性電極/有機薄膜/強磁性電極の積層型サンドイッチ構造に関しては、素子の作製の歩留まりが極めて低く、多くの場合上部および下部電極が短絡してしまい、実験結果の系統的な議論ができないという問題がある。本研究では、素子の作製条件を最適化し、安定した素子動作を得ることを目標とした。
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