概要 | 現在,醤油や味噌メーカーから排出される食品廃棄物には、塩分が多く含有されているため、飼料化やメタン発酵によるガス化などは困難であり、地中埋設も塩分の流出により問題となっている。本研究は、溶融塩でこれら食品廃棄物をガス化するため、食品廃棄物中の塩、灰や硫黄分を溶融塩中に固定しながらガス化主成分であるCOとH2を得ることができる。従って、廃棄物処理のコスト低減が図れるばかりか、エネルギーを生み出すことができる高付加処理法である。本研究では、塩分含有率の高い醤油粕を用い、溶融塩ガス化の基本特性の取得を目的とする。
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