高出力軟X線用酸化物多層膜結晶ミラーの開発に係る試験研究
研究代表者 |
熊谷 寛 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2007
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概要 | 代表研究者は軟X線顕微鏡のターゲット波長である、いわゆる「水の窓」域(2.332nm~4.368nm)で極めて高反射率が期待できる、酸化物アモルファス多層膜構造の軟X線ミラーを既に開発してきたが、さらに最近になって、酸化物の中でもTiO/NiO多層膜構造を選択することで、50%を超える反射率が得られるばかりでなく、ヘテロエピタキシャル成長による結晶多層膜ミラーが開発できることを発案した。本課題においてはTiO結晶、NiO結晶の原子層成長条件を調べ、その条件をもとに高出力軟X線用TiO/NiO多層膜結晶ミラーを設計、開発し、さらに評価を行うことを目標とする。
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