イメージングを用いた神経変性疾患治療薬物候補のスクリーニング
研究代表者 |
酒井 規雄 広島大学, 医歯薬学総合研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2007
|
概要 | 神経変性疾患発症の共通の分子機序は、異常凝集タンパク質の蓄積と考えられている。申請者らは、遺伝性脊髄小脳変性症14型(SCA14)の原因遺伝子γPKCに注目した。SCA14で見いだされた変異γPKCと蛍光タンパク質GFPとの融合タンパク質、変異γPKC-GFPの凝集体を誘導発現できる細胞を用いて、凝集体形成を軽減させる薬物をスクリーニングする。本スクリーニング系を用いて低分子の既知の多数のケミカルシャペロンを評価し、少なくとも10程度の活性化合物を同定する。本スクリーニング法の検出精度をより定量的に行う技術革新に取り組み、次のステップの計算化学による新規化合物候補の同定に繋げる。
|