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イネの倒伏防止に有用な新規短稈遺伝子d60のDNA本体の単離と利用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 地域事業 地域イノベーション創出総合支援事業 シーズ発掘試験

研究代表者

富田 因則  鳥取大学, 農学部, 助教授

研究期間 (年度) 2007
概要世界にわずか1つしかなかったイネの短稈遺伝子sd1に替わる新規の遺伝子d60のDNA本体の獲得とその利用によりイネを短稈化し、耐倒伏性品種を迅速に育成する方法を開発する。地球温暖化に伴う度重なる大型台風の来襲で倒伏による多大の収穫減と品質劣化が問題になっており、短稈遺伝子d60による台風に強い新品種の開発が急務である。d60はイネに普遍的に存在する配偶子致死遺伝子galと共存すると配偶子が致死となり、d60を既存品種に移入する際にはF2で8長稈:1 短稈の比に分離する特異的な遺伝をするため、植物の選抜が難しい。そこで、Galの人為突然変異なくしては自然界では得られなかった貴重な短稈遺伝子d60周辺のゲノム解析により、d60のDNA本体の獲得とその利用をはかる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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