火災とその鎮火による温度と負荷履歴に対する鉄鋼材料と構造物の非弾性変形特性評価システムの開発
研究代表者 |
井上 達雄 福山大学, 工学部機械システム工学科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2007
|
概要 | 申請者がこれまで蓄積してきた変態・熱・力学の理論と相変態シミュレーション手法に関する一連の体系の応用として、室温から800°C以上に至る火災の発生時の昇温と消火による冷却までの温度変化と、同時に受ける負荷履歴による鉄鋼材料(特に耐火鋼)と構造物の強度評価システムの開発を行うもので、以下の順に沿った系統的研究を行う。(1)各温度における鋼、特に耐火鋼の非弾性力学特性の把握とその温度変化におけるパーライト、マルテンサイト変態などの相変態も考慮した変動温度および応力下での特性変化の弾塑性・クリープ構成式の一般化と解析および実験による検証。(2)構築した構成関係を用いた2、3次元構造物の有限要素法によるシミュレーション(開発済みのシミュレーションソフトCOSMAPによる)。(3)火災における外部負荷を考慮した温度変化に対する構造物の強度の変化と残留強度の評価システムの開発
|